次は仮想OSのFedora11 x64のインストールです。 これは現状Fedora Core3で動作させているWebサーバ(今このページを公開しているサーバ)を移行するものです。 (実はこのコンテンツの前回分執筆時点では移行は完了しており、見て頂いているコンテンツは既にXenServerの仮想Fedora11 x64で稼動しているのですが。) |
それと、当初はFedora10を予定していました。自宅にあるDVDの版数がそれだったからですが、現時点(2009年7月)で最新はFedora11(Fedora12は11月リリースアナウンスされています)なので、それをダウンロードしてきて導入することにします。 |
Virtual OS |
ram(GB) |
HDD(GB) |
CORE |
Notes |
total |
7.44 |
224.6 |
1 |
XenServer分を引いた残り |
windows2000pro. |
0.256 |
10 |
(1) |
P2V (試しにやってみるだけ) |
windows xp pro. |
0.512 |
25 |
(1) |
インストール(前回導入済) |
Fedora 11 x64 |
1 |
50 |
1 |
インストール(★今回導入) |
centOS5 |
2 |
40 |
2 |
インストール |
windows 7 ultimate |
3 |
80 |
(2) |
発売後の予定 |
used total |
6.768 |
205 |
|
|
remain |
0.672 |
19.6 |
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まず、Fedora11をダウンロードしましょう(^^)。
Webサイトからダウンロードして、PCの「共有フォルダ」に入れておきます。今回は、CDやDVDに焼いたりせず、ダウンロードしてきたISO形式のファイルを直接使用します。
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仮想マシン(VM)を作成する前に、上記でダウンロードしてきたISOファイルをXenCenterから直接参照できるようにします。 XenCenterのサーバ(XenServer_yamazaki)の右クリックメニューから「New Storage Repository」を選択します。 |
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ストレージの形式を選択します。 ここにある内容を見てみると、いろいろなストレージが利用できるのが分かります。 「仮想ディスク」として使えるのがNFS VHD(各種仮想環境で使用できる仮想HD、実体はファイルであり、Windows7でもサポートされる予定です)、それにiSCSI。HBAやNetApp、Dell EqualLogicはFC(ファイバ・チャネル)の共有ストレージ等ですね。 これらのストレージ利用についても考えたいので、iSCSIを導入しようと思っています。 という訳で調達に動いていましたが、ゲットしてきました。BUFFALOのTS-X4.0TL/R5で、1TB×4(RAID5:実容量3TB)です。仮想だけでなく多岐にわたって活用する予定。上の箱は障害時の交換用1TB HDDです。 閑話休題。 左図の一番下にある「ISO Library」というのが、目的のISOファイルの共有環境の設定になります。WindowsのCIFS(いわゆる共有フォルダ)とUNIXのNFS共有のいずれも可能です。 ここは、Windows
PCの共有フォルダを参照するので、「Windows File Sharing」をチェックして「Next」をクリック |
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XenCenterから参照するWindows PCの共有フォルダ。 Windows Vistaだと、左図の上のようにパスがフルパス表示になっていないので、左図の下のようにカーソルを移してパスをクリップボードにコピーしておきましょう(xpだとそのままコピー)。 |
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再びXenCenterの画面に戻って・・・。 左図のような画面になっていますから上記の共有フォルダを参照できるように「Share Name」にパスをUNC形式で入力します。 せっかくXenCenterというWindowsで動作するクライアント環境で指定するのですから、「参照」ボタンくらいあった方がいいと思うのですが、ないので(^^)ペーストするなどして記入します。 (「Finish」をクリック。指定はこれだけです。) |
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これで、出来ました。 XenCenterの左側のツリー表示領域に仮想OSなどと同一の階層に「CIFS ISO Library」が追加されています。 左図上の「General」タブには定義内容が表示されます。 「Storage」タブをクリックすると、その内容を見ることができます(左図下)。 |
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さて、ここから仮想OS、Fedora11
x64の仮想マシン(VM)の作成です。 前回と同様に、XenCenterの該当サーバ機を選択し、右クリック・メニューから(New VM)を選択します。 |
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前回と同様、テンプレートの選択です。 ただし、XenCenterではFedora11 x64のテンプレートは用意されていません。 ということは準仮想化できないということですね。 Web上で入手できるOSテンプレートもあるのですが、Fedora11のものは見当たりませんでした。 ここは「完全仮想化」で行きます。まぁパフォーマンスが気に入らなかったら再考しましょう。 ここは「Other install media」を選択して「Next」をクリック。 |
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今度は、コメント欄に日本語で書いておきましょう(^^)。 我が家ではWebサーバ環境はRedhat7、Fedora Core3に次いで3代目になります。 「Next」をクリック。 |
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さて、インストール・メディアの選択です。 Windows xpの時は物理DVDドライブを選択しました。CDがあったからですが、今回は当然「ISO Image」を選択します。 その選択欄を開くとWindows PCの共有フォルダにあるISOイメージファイルが一覧表示されます(しかし、沢山ダウンロードしたなあ・・・今やOSはネットで入手する時代、音楽とiTuneみたいな状況に、OSと仮想化ソリューションはなっていくのでしょうか?)。 Fedora11 x64を選択します。 「Next」をクリック。 |
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これ以降の指定方法は前回と同様です。 Fedora11 x64もCPUコアは1,メモリは1GBです。 これで「Finish」まで前回と同様に進みます。 |
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今回はCDやDVDではないので、仮想マシン(VM)を生成したら、直ちにインストールが始まります。 今回は、xpみたいに余りツッコめるところはなかったので(^^)、以降のインストール画面は割愛します。 ひとつくらい出しておきましょ↓?
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▲Windows Vistaデスクトップ上で仮想OSを操作(画面左が前回導入したWindows
xp、画面右がFedora11 x64、Vistaのマルチ画面環境) |
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基本的にFedora11はSSHでアクセスし、コマンドベースで使うつもりですが、VNC環境などを作ると、上図(右画面)のようにWindows PC等からGUIで操作も可能ですね(完全仮想化なのですが、操作には特にストレスは感じません:UltraVNCクライアントで左図のような接続です:ついでに、昔仕事場で使ったことのある辛うじて使えるノートPCに古いVNC環境が入っていたので、それでも試してみましたが、やはり問題なく操作できました:下図)。
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Contents
仮想化以前の悲惨なPC乱立状態 |
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仮想化ソリューションの選定、ハード選択、仮想化構想 |
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Intel-VT対応のCPU換装。Intel-VTの設定方法 |
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XenServerのダウンロードとインストール |
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XenCenterのインストールとXenServerアクティベーション |
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仮想OSのインストール Windows xp(SP3) 準仮想化 |
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ISOファイルを使用した仮想OSのインストール Fedora11 x64完全仮想化 |
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ここまでのインプレッション |
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LinuxのPCからも仮想OS(特にWindows xp)を使えるようにしました。 |
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と書いた矢先、そのPCが壊れたので、シンクライアント? |
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P2Vでドッカーン☆ |
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V2Vは順調に |
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